私は生来の物書きではない。
「生来の」と表現したのは、
私は夢のはじめから物書きを目指していたわけではないという意味でだ。
物書きを名乗る以前は、目標もなくただ生活をするために働いていた。
ただ安定だけを求めて周りの人間に媚び諂い生きてきたのだ。
それではだめだなどと、向上心があって物書きに転身したわけでもない。
ただ、疲れ果て逃げ出してきただけなのだ。
行き着いた先が、物書きであっただけ。
しかし、私はその行き着いた先で生きている実感を得ている。
今では、今の生活を気に入っている。
表現することの生きがいを、輝きを見いだしている。
正直、売れない物書きに以前求めていた様な「安定」はない。
ひたすら苦労し、生活の心配をしなければならない毎日。
それでも、私は書いていたいのだ。
そこで、少しばかりの支えとばかりに、アフィリエイトなどをはじめてみることにした。
ただアフィリエイトとしてのホームページを作成するだけでは面白くないので、自分の考えや作品なども、公開していければと思う。
おそらく、私のやる気を考えると、「アフィリエイト」としての成功はあり得ないだろう。
しかし、このホームページが私の表現の発信基地となれば、それで良し。
私の表現の歴史とするべく、私の世界の「はこにわ」を広いインターネットの世界に開設するのだ。
そしてこれは、私にとって実験的な試みでもある。
果たして、この「はこには」どのような思いが詰められていくのだろうか。